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奈良県経済の概況  
奈良県内の個人消費・雇用情勢・生産活動等の概況に関する情報を提供しています。

*グラフを掲載した「奈良県経済の概況」(PDF版)はこちらをご覧ください。

1.概況 一部に弱さもみられるものの、緩やかに持ち直しの動きが広がりつつある
個人消費 ・・・百貨店・スーパー販売額は前年同月比3か月ぶりの減少
住宅着工 ・・・新設住宅着工戸数は前年同月比5か月ぶりの増加
公共投資 ・・・県公共事業契約済額は前年同月比2か月連続の増加
雇用情勢 ・・・有効求人倍率は前月比0.01ポイント上昇の1.38倍
企業倒産 ・・・倒産件数は3か月連続の一桁台
生産活動 ・・・鉱工業生産指数は前月比3か月連続の上昇

2.個人消費 百貨店・スーパー販売額は前年同月比3か月ぶりの減少

10月の百貨店・スーパー販売額(全店ベース、速報)は、前年同月比1.9%減の180億92百万円と3か月ぶりの減少。衣料品は同3.7%減、飲食料品は同1.6%減となった。なお、既存店ベースでは同0.4%減と3か月ぶりの減少。

11月の乗用車販売台数(普通+小型+軽)は前年同月比6.4%減の3,424台と、13か月ぶりの減少。車種別にみると、普通乗用車は同2.1%増の1,267台と4か月連続の増加、小型乗用車は同25.0%減の973台と2か月連続の減少。軽乗用車は同5.5%増の1,184台と3か月連続の増加となった。


3.住宅着工  新設住宅着工戸数は前年同月比5か月ぶりの増加

10月の新設住宅着工戸数は、前年同月比11.3%増加し583戸。持家、貸家、分譲住宅が全て増加した。全体では5か月ぶりの増加。

利用関係別にみると、持家は前年同月比4.0%増の235戸と6か月ぶりの増加、貸家は同25.5%増の202戸と2か月連続の増加、分譲住宅は同27.0%増の146戸と8か月ぶりの増加となった。


4.公共投資  県公共事業契約済額は前年同月比2か月連続の増加

10月の奈良県の公共事業等事業施行状況は、契約済額が前年同月比24.1%増の40億9百万円と2か月連続の増加、支出済額は8.3%減の39億53百万円と2か月ぶりの減少となった。

(11月分未公表につき前月号と同じ)

次に、西日本建設業保証の保証取り扱いから11月の公共工事請負金額の動向をみると、全体では前年同月比24.8%減の51億86百万円と2か月ぶりの減少。

発注者別にみると、国は11億81百万円(前年同月比7.1%増)、独立行政法人等は2億43百万円(同73.6%減)、県は大和郡山市の浄化センター1系反応槽散気装置更新工事などにより15億71百万円(同10.8%減)、市町村は20億26百万円(同28.8%減)、その他の公共的団体は1億65百万円(同39.3%減)となった。


5.雇用情勢  有効求人倍率は前月比0.01ポイント上昇の1.38倍

10月の雇用情勢をみると、求人数は、新規求人数(季調値)が前年同月比1.3%減の8,138人と7か月ぶりの減少、前月比は11.5%減。有効求人数(同)は前年同月比8.5%増の24,691人と30か月連続の増加、前月比は0.6%減。

一方、求職者数は、新規求職者数(季調値)が前年同月比9.5%減の4,064人と2か月ぶりの減少、前月比は5.6%減。有効求職者数(同)は前年同月比6.2%減の17,920人と22か月連続の減少、前月比は1.0%減。また、雇用保険受給者の実人員数は前年同月比0.6%減の4,231人と20か月連続の減少。

以上により、新規求人倍率(季調値)は2.00倍(前年同月比0.16ポイント上昇、前月比0.14ポイント低下)となった。有効求人倍率(同)は1.38倍(前年同月比0.19ポイント上昇、前月比0.01ポイント上昇)となった。なお、就業地別有効求人倍率は1.58倍(前年同月比0.24ポイント上昇、前月比0.04ポイント上昇)であった。


6.企業倒産  倒産件数は3か月連続の一桁台

11月の倒産状況をみると、件数は前年同月比33.3%減の6件で、2か月連続の減少となり、3か月連続の一桁台。負債総額は同17.2%減の4億52百万円と3か月連続の減少となった。

負債額別では、1,000万円~5,000万円未満が3件、5,000万円~1億円未満が2件、1億円~5億円未満が1件となった。

従業員別では、0~4人が4件、5人~19人が2件であった。要因別では、全てが競争の激化や消費動向の停滞などを背景とした販売不振であった。業種別では、建設業が3件、小売業が2件、その他が1件であった。倒産形態では、全てが自己破産であった。


7.生産活動  鉱工業生産指数は前月比3か月連続の上昇

10月の鉱工業生産指数(季調値、速報値)は、前月比7.0%上昇の93.0となり、3か月連続の上昇。原指数は前年同月比5.6%上昇の95.9となり、11か月ぶりに上昇。在庫指数(季調値、速報値)は、前月比0.1%上昇の152.3となり、2か月ぶりの上昇となった。

業種別生産指数の動きを見ると、一般機械工業、化学工業、輸送機械工業等の7業種が前月比上昇し、印刷業、その他製品工業、金属製品工業等の10業種が同低下となった。

100.0を超える水準にあるのは、化学工業(146.4)、印刷業(140.7)、一般機械工業(140.6)、パルプ・紙・紙加工品工業(119.2)、輸送機械工業(112.1)の5業種となり前月比3業種減少した。