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ビジネスセミナー
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粋なら(奈良の風景)

奥田の蓮取り行事(大和高田市)

毎年7月7日、奈良県大和高田市奥田では吉野山金峯山寺の法会「蓮華会(れんげえ)」の一連の行事として蓮取り行事が行われます。金峯山寺蔵王堂までの道中、勇ましい法螺貝(ほらがい)の音とともに修験者の一行が奥田の捨(すて)篠(しの)池(いけ)で摘み取った蓮花を祠(ほこら)に献じながら進みます。蔵王堂での献花の法要を経て、翌早朝よりさらに先の大峰山頂上を目指します。1300年以上の歴史を持つこの行事は、平成16年に奈良県の無形民俗文化財に指定されました。

金峯山寺は修験道の創始者である役(えんの)行者(ぎょうじゃ)が創建したとされ、その役行者が生まれた地がこの奥田と伝えられています。また役行者の母・刀良売(とらめ)が、捨篠池にいた金色の蛙に篠(しの)萱(かや)を投げたところ、蛙の目に当たり片目になってしまった。その後この池の蛙は一つ目になったという「捨篠池の一つ目蛙」の伝承が伝わることからも奥田が金峯山寺とゆかりの深い土地だと言えるでしょう。

今年は蓮取り行事から蔵王堂までのルートを楽しめる「蓮のみちバスツアー」が開催されます。行事に参加すると蓮の開花時期を行事当日に合わせるなど、地域の人々が大変な苦労のもとに蓮を育てていることがわかります。華やかな蓮取りの裏に、連綿と続くこの行事を途切れぬよう大切に守ってきた地域の人々の誇りが感じられます。(村井 渚)


奥田の蓮取り行事
 会場:奈良県大和高田市奥田470 ℡0745-22-1101(代表)
(写真提供:大和高田市役所 企画政策部広報広聴課)


蓮花を運ぶ修験者一行

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*本ページ上部右の写真は、大台ケ原・大蛇嵓(だいじゃぐら)の新緑・上北山村