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ビジネスセミナー
2024年10月23日(水)13:00~16:30
「人を巻き込むコミュニケーション力向上セミナー」
講 師 株式会社ALive(アライブ)
代表 川北 麻紀 氏
定 員 30名
2024年11月13日(水)13:00~16:30
「会社を守る!経営者・管理職が知っておくべきコンプライアンスと法律知識」
講 師 野口&パートナーズ法律事務所
近藤 秀一 氏
定 員 30名
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2024年10月4日
「ナント経済月報10月号」発刊。
奈良県の経済、大阪府の経済、京都府の経済を更新しました。
粋なら(奈良の風景)

大師山(だいしさん)妙法寺(みょうほうじ)(大師山寺)(吉野町)

吉野川を見下ろす山の中腹に建つ大師山寺は、奈良時代に聖武天皇勅願寺として、行基菩薩により開基されました。眼下に流れる吉野川では、江戸時代より山から切り出された木材の筏流しが盛んに行われました。また大師山寺のある場所は南北に熊野街道、東西に伊勢街道が交差する吉野木材の貿易の要衝として多くの人が行き交う活気溢れる場所でした。大師山寺は弘法大師ゆかりの地として、吉野川を渡る多くの行者や山伏が吉野川で禊を行う際の更(かえ)褌(ふんどし)『力褌』授与の場としても親しまれていました。

長い石段を上がると心地よい風と吉野山を一望できる絶景、気さくなお人柄の大塚住職が私たちを迎えてくださいます。大塚住職は「宗教とは文化であり、私たちが受け継いできた文化と先人の思いを後の世代に伝えることが大切である」と、SNSやラジオを通して日々発信しておられます。毎年四月に行われる真言密教最大の荒行である「焼八千枚不動護摩供」※で人々の願いや幸せ、安寧を祈願する姿からは、伝統や行事を伝え残していく大切さと力強さが感じられます。

※「焼八千枚不動護摩供」…八千本の護摩木を焚く護摩祈祷で、十穀・塩・お茶を断ち七日間の断食を行いながら不動真言を十万遍唱える。最終日(四月二十日)には水さえも断ち、世界中の人々の幸福と平安を祈念しながら、護摩木を一日かけて焚き上げる。なお、大師山寺では毎年一万一千本の護摩木を焚き上げる。   


大師山妙法寺(大師山寺)
奈良県吉野郡吉野町上市2103
℡0746-32-2601
(写真:大師山妙法寺/当研究所撮影)


色鮮やかな紅葉が美しい山門

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*本ページ上部右の写真は、明日香棚田の実りの秋・明日香村