奈良県経済の概況:2024年10月号 | |
個人消費 百貨店・スーパー販売額は前年同月比2か月ぶりの減少
住宅着工 新設住宅着工戸数は前年同月比3か月ぶりの増加
公共投資 公共工事請負金額は前年同月比2か月連続の増加
雇用情勢 有効求人倍率は前月比0.03ポイント上昇の1.11倍
企業倒産 倒産件数は12件 負債総額は7億7百万円
生産活動 鉱工業生産指数は前月比2か月ぶりの上昇
7月の百貨店・スーパー販売額(速報値、全店ベース)は前年同月比3.8%減の173億50百万円となり、2か月ぶりの減少。
8月の乗用車販売台数は前年同月比2.3%減の2,839台と、8か月連続の減少。普通乗用車は同6.2%減、小型乗用車は同8.2%増。軽乗用車は同3.5%減となった。
7月の新設住宅着工戸数は前年同月比19.6%増の525戸と、3か月ぶりの増加。
利用関係別にみると、持家は同24.7%増の237戸と2か月ぶりの増加、貸家は同1.4%減の144戸と3か月連続の減少、分譲住宅は同37.9%増の142戸と2か月連続の増加となった。
公共工事請負金額は前年同月比2か月連続の増加
8月の公共工事請負金額の動向をみると、件数は前年同月比10.0%減の135件となり、2か月ぶりの減少。金額は同3.3%増の67億10百万円と、2か月連続の増加。
発注者別にみると、国は同107.4%増、県は同3.9%増、市町村は同44.3%減。
7月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.03ポイント上昇の1.11倍となり5か月ぶりの上昇。前年同月比は0.05ポイント低下。
新規求人倍率(季調値)は、前月比0.17ポイント上昇の1.94倍となり4か月ぶりの上昇。前年同月も同じ1.94倍。
8月の倒産状況をみると、件数は前年同月比100.0%増の12件。負債総額は同7.6%減の7億7百万円と2か月連続の減少。
業種別では、建設業が4件、製造業、小売業、サービス業が各2件、運輸・通信業、不動産業が各1件。倒産形態では、破産が11件、民事再生法が1件であった。
7月の鉱工業生産指数(季調値、速報値)は、前月比2.7%上昇の86.8となり2か月ぶりの上昇。原指数は前年同月比2.9%上昇の90.8となり2か月ぶりの上昇。在庫指数は前月比0.3%上昇の118.2となり3か月ぶりの上昇。
業種別生産指数の動きは、化学工業、窯業・土石製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業等の7業種が前月比上昇となる一方、生産用機械工業、汎用機械工業、食料品・たばこ工業等の9業種が同低下。