奈良県経済の概況:2024年7月号 | |
![]() |
個人消費 百貨店・スーパー販売額は前年同月比4か月ぶりの減少
住宅着工 新設住宅着工戸数は前年同月比3か月連続の増加
公共投資 公共工事請負金額は前年同月比6か月ぶりの減少
雇用情勢 有効求人倍率は前月比0.03ポイント低下の1.12倍
企業倒産 倒産件数は14件 負債総額は6億40百万円
生産活動 鉱工業生産指数は前月比4か月ぶりの上昇
4月の百貨店・スーパー販売額(速報値、全店ベース)は前年同月比2.2%減の163億58百万円となり、4か月ぶりの減少。
5月の乗用車販売台数は前年同月比2.8%減の2,874台と、5か月連続の減少。普通乗用車は同8.3%減、小型乗用車は同2.1%増。軽乗用車は同1.7%増となった。
4月の新設住宅着工戸数は前年同月比18.5%増の526戸と、3か月連続の増加。
利用関係別にみると、持家は同11.2%減の166戸と3か月ぶりの減少、貸家は同152.4%増の212戸と3か月連続の増加、分譲住宅は同9.6%増の148戸と3か月連続の増加となった。
公共工事請負金額は前年同月比6か月ぶりの減少
5月の公共工事請負金額の動向をみると、件数は前年同月比63.6%増の108件となり、6か月連続の増加。金額は同27.7%減の110億56百万円と、6か月ぶりの減少。
発注者別にみると、国は同64.4%減、県は同258.0%増、市町村は同45.8%減。
4月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.03ポイント低下の1.12倍となり2か月連続の低下。前年同月比は0.01ポイント低下。
新規求人倍率(季調値)は、前月比0.08ポイント低下の1.92倍となり2か月ぶりの低下。前年同月比は0.17ポイント上昇。
5月の倒産状況をみると、件数は前年同月比75.0%増の14件。負債総額は同17.4%減の6億40百万円と2か月ぶりの減少。
業種別では、製造業が6件、小売業、サービス業、その他が各2件、卸売業、運輸・通信業が各1件。倒産形態では、破産が13件、特別清算が1件であった。
4月の鉱工業生産指数(季調値、速報値)は、前月比3.4%上昇の85.3となり4か月ぶりの上昇。原指数は前年同月比1.0%低下の86.6となり2か月連続の低下。在庫指数は前月比0.8%上昇の119.9となり2か月ぶりの上昇。
業種別生産指数の動きは、プラスチック製品工業、生産用機械工業、化学工業等の9業種が前月比上昇となる一方、電気機械工業、食料品・たばこ工業、その他製品工業等の8業種が同低下。